経営学部生のための資格取得ガイド
愛知大学経営学部のY・Sさんの体験談

 

 愛知大学経営学部のY・Sさんは、2年生の冬から資格の学校TACの公認会計士講座に通学をしています。『公認会計士の勉強をしている人』と聞くと、雲の上の人のように思えますが、決してそのようなことはなく、おしゃべり好きな普通の女の子でした。
専門学校のパンフレットだけからは分からない、通っての率直なところを聴いてみました。

 
 
◆簿記検定の資格は最初から持っていたのですか?
   高校は普通科だったので、簿記の勉強を始めたのは大学へ入学してからでした。入学してすぐ、生協からTACの簿記検定3級教材を提案されて、その教材を使って6月の試験に合格することができました。次に2級をすすめられて同じ教材を使って勉強を始めて、11月に合格することができました。簿記検定から初めて着実にステップアップできたのは自分にとって大きかったと思います。
でもそこまでは、『あら、受かっちゃった』という感じで(笑)。だから簿記2級くらいまでは気軽にチャレンジするといいと思いますよ。

 

◆公認会計士の学習を始めようと思ったきっかけは?
   公認会計士には少し興味があったので、1年生の冬に専門学校のガイダンスに参加をしました。『いつから学習を始めようか』と考えていたのですが、2年生のときに参加をさせてもらっていたゼミの先輩達に会計士をめざしている人がいて刺激を受けたことや、ゼミの先生に背中を押してもらったこともあって勉強を始めることになりました。

 

 

◆専門学校を選ぶにあたってどういうことを検討しましたか?
   まずは立地です。大学から自宅まで遠いことや、大学の講義との両立を考えるとできるだけ通いやすいところがよいと思いました。
また、カリキュラム内容についてはよく検討しました。同じ『1.5年本科生』でも、開講時期によって講義のペースも違ってきますし、いつ、どのような勉強をしていくのがパンフレットや専門学校の説明から具体的にイメージできるかどうかが大切です。私の場合は、簿記検定のときにTACの教材を使っていて、使いやすかったことも大きかっですね。
いずれにせよ、安い受講料ではないので生協や専門学校にしっかりと相談したほうがいいと思います。

 

 

◆受講料の負担はどうしているんですか?
   親に出してもらっています。簿記の2級に合格した時点で、『もしかしたら挑戦するかも』という話はしていました。私が就職のことが不安になって相談をしたときに、『会計士になりたいって言っていたじゃない。どうしたの?弱いな〜』と、逆につっこまれたくらいなので、一応理解はしてもらっていると思います。急に思い立ったように話したのではなくて、簿記検定に合格するなど、頑張っている姿を実際に見てもらっていることがよかったかもしれません。

 

 

◆専門学校にはどんな人が通っているんですか?

 私と同じくらいの人から社会人の方まで幅広い年齢の人が受講しています。学生は3分の1くらいです。その中でも2年生が思ったより多いような気がします。あとは、卒業してすぐの人がさらに3分の1、残りの3分の1が、一度就職して何年か働いてから会社を辞めてTACに通っている25歳以上の人たちです。
いろいろな人がいるので、学内講座に比べると緊張感があるというか、真剣な雰囲気がしますね。

 

 

◆受講生どうしはよく話をしたり、仲がよかったりするのですか?

 最初は互いに知らないもの同志だったので、教室が緊張感に包まれていましたね。でも今は打ち解けています。1年半はずっと一緒に勉強する仲間なので、親睦会をやっています。同じチームと言うか、運命共同体なので・・・。ほぼ毎日会っていますし、アットホームな感じになってはいます。
でも本当にみんな勉強をしているんです。勉強時間をどうやって確保するのかはみんな工夫していますし、朝から並んで自習室を確保して夜まで勉強している人もいます。その意味ではすごく刺激になります。

 

 

◆講義の内容にはついていけていますか?
   一応大丈夫です。復習の時間が取れるかどうかが大きいポイントとなります。毎回『ミニテスト』があって、その結果で、授業の理解度をはかることができます。総合的な問題が出題される『実力テスト』も実力を測定する上では大事なテストです。学習が進むにつれて、科目は増えていくし、講義の回数が増えていくので、授業だけではついていけないのが率直なところです。講義に出席するだけだと、習ったことをどんどん忘れていってしまいますね。

 

 

◆TACの先生の評判はどうですか?

 何人かの先生に教わるのですが、評判はいろいろです(笑)。でも人気講師も多くって、例えば、簿記の中浜先生は人気ですね。ポイントをすごく押さえた授業で、問題の解き方まで教えてくださるので分かりやすいです。先生は、受講生に問いかけるような話し方をするんです。当てるわけではないのですが、説明する時に『これは、どうだった・・・・?』って、顔を見ながら間をあけるんですよ(笑)。当てられないことは分かっているんですけど、当てられそうな緊張感があるんです。その問いかけがあるから、みんな自分なりに考えたりしています。なんだかすごい力を感じます。逆にコワイって言う人もいますけど(笑)。
後は、財務諸表論の藤田先生が綺麗な先生なので、男子が騒いでいます(笑)。講義ではレジュメを配ってくれるのですが、理論をフロチャートにしてくれるので助かっています。

 

 

◆いろいろな先生がいるんですね。
   はい、早口だけどレジュメがすごくわかりやすい先生や、論文対策の話を丁寧に教えてくれる先生、ポイントをすっきりとまとめてくれる先生など、色々な先生がいます。

 

 

◆学習方法や先生についての情報はどこから収集していますか?
   上級生に知り合いがいたり、合格した人から情報をもらえる人がいて、またそういう人からクラスの人が聞いてというように、自然と情報が交流されます。『だれが、情報を持っているか』が分かったら、今度はその人のところへ『○×って、どうですか?』って聞きにいきます(笑)。
やっぱり、そういう意見交換や情報収集できる環境があるのは、専門学校に通うことのメリットの一つですよね。

 

 

◆通学して、困っていることはありますか?
   大学の講義との両立が大変なことです。4年生の本試験直前期に単位不足で困らないように履修科目をいっぱい登録しています。だから3年生なのに、1日3〜4限くらい履修してます。今、TACに週3日通っているので、時間が足りないのが悩みですね。
ちなみにおおよそのスケジュールはこんな感じです。人によっては、夜と土日に学習時間を集中させている人もいます。その辺はそれぞれの工夫次第ですね。
曜日
AM 大学 大学 TAC TAC 大学 TAC バイト
PM 大学 大学 TAC TAC 大学 TAC バイト
図書館 TAC 自宅 TAC 図書館 TAC 自宅

あとは、過去問題集を買わなきゃならなかったりして、金銭的にきつかったりします。

 

 

◆受験勉強さえなければ、『今、こんなことをしたい』ということはありますか?
   う〜ん、いろいろありますねぇ。バイトをしていると、お金が貯まるじゃないですか。貯まると旅行に行きたくなったり、本を買いたくなります。でも、上級期に入るとバイトをしている時間もないので、その時のためにお金も貯めておかなければならないんです。あと、大学の友達と雑談する時間がもっとほしいですね。私はTACに行く時間が多いので、大学でしゃべったりできる時間が少なくなっちゃいますね。あと、親が『家の事も何もやらない』なんてぼやいています(笑)。それはもう、合格して恩返しするしかないですよね。

 

 

◆もし事前に、『大変だよ』って具体的に分かっていたら、挑戦してなかった?
   う〜ん、いや、やっていたと思います(笑)。目標を持たずに大学に通っているのも嫌だし、そんな状態のまま就職活動を始めるというのもつまらないし。『忙しい』とか『大変だ』とかまわりには散々愚痴っていますけど、目標があって毎日が充実しているので、実は通ってよかったと思っています。

 

 

◆合格した後のイメージはわかせていますか。
   いえ、今はとりあえず合格を目標に集中しているのであまり具体的にはイメージをしていません。でもTACの先生や先輩方、ゼミの先生や先輩方などから、色々な情報やアドバイスをもらっているので、参考にしながら考えていきたいと思っています。

 

 

◆これを読んでいる愛大生の皆さんにメッセージをお願いします。
   興味が持てそうな資格を見つけたら、どうして自分がそれをしたいのかを考えて、自分から積極的にどんどん動くといいと思います。ある先生が、『愛大生はおとなしい人が多いんだよね』って言っていました。確かに自分から動かないと何も変わらないし、せっかくのはじめるチャンスを逃してしまうのももったいないと思うんです。ぜひ、一歩を踏み出してください。
生協や専門学校でも、実際に通っている人達の経験や思いを伝えたり、交流できたりする場をもっとつくってほしいなと思います。